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九十九学校とは


九十九学校第1期修了生
李玲玲(リンリン)講師

楽しむことを忘れない

このプロジェクトを始めるにあたり関係者に働きかけた言葉は、「遊び」でした。「遊び」という響きは聞いては軽々しい感じもしますが、誰かがやった後ろを歩くことではなく、新しい未知数の物事を立ち上げる上でとても大切な言葉です。こういう心構えで行かないといろいろな過程に直面した時、余裕もなくなり楽しむことを忘れ、結局気分の悪い結果になるでしょう。また遊び心は新しい発見を生み出し、新しいアイディアに繋がったりします。 

しかし発見だけでは意味がなく、どう有効な形にしていくか?常に何かを創造しようという時はそれをやり遂げようとする情熱が不可欠でありますが、大抵なかなか沸いて出てこないものだったりします。でも楽しい遊び心があることで、情熱を注ぐことへの原動力となり物事が形になっていきやすいと私は思っています。「九十九」にこめられた願いにあるよう、これからも永遠に学校の存続がうまく回転するよう遊び心をもって、新しいことに、そして楽しいことにどんどん挑戦していきたいと思っています。 

純粋にひたむきな中国の若者を応援する

そういった空気の中、九十九学校を立ち上げて以来やってきたこと、まず第一段階は中国人に対する学校独自の方法で行った日本語教育、通用することを確信してから、学校で学んだ生徒が電話を使って中国語を教えることが可能かどうかの日本人向け中国語会話レッスンのテスト、レッスン料をいただいても通用するかどうかの中国語会話レッスンのテストなど。 

その他附随して、大陸への中国人生徒募集、合間に中国語の勉強を主体とした研修ツアー、またその土地にあったユニークな旅行ツアーの企画など、関わるみんなが楽しくなり、みんなに有効になるようなことを中心にこれまで一つ一つ心を込めて築き上げてきました。 すべては、縁があり九十九学校の門をくぐった、ひたむきで一生懸命な中国の若者を純粋に応援したい、その気持ちから始まりこの気持ち以外何もありません。

何もかもが豊かになった日本で暮らす中、我々が子供時代に経験した日本と、同じような苦労を抱く現代中国の若者が「貧しさ」という条件を不条理な運命とあきらめ、家族という愛する者のためひたむきに働き生きる姿を多く目にしたとき、日本語という新しい知識、日本人とのふれあいを通し、彼らの未来が明るく楽しくなるようなきっかけやチャンスを少しだけあたえたい、また九十九学校と関わることで彼らが自分に対して自信を持ち、輝いていく過程を見てみたい、こう考え歩いてきたこの約2年、月日は過ぎようとも一貫してゆるぎなく根底にある考えであります。 

めぐり会った人に愛情を込めて手を差しのべたい

私たちは決して慈善団体でもなければ、この九十九学校プロジェクトも慈善事業ではないと思っています。世界をみればもっともっと深刻な問題に手を差し伸べることもあると思いますし。事は単純で、人生出会え得る限られた縁の中めぐり合った人に、誠実に愛情を込めてできる限りのことをしてあげたい。本来可能性があったはずの若者の将来に我々のささやかなお手伝いをしてあげたい。それがある人の人生に大きな影響力を与え、感謝され、記憶に残ることは、どの国の人間ならず人としてこの上ない喜びだと思うのです。それがたまたま中国であり、発信地は日本であった、だたそういうことなのです

 
99school 2006